酪農で得られる収入というのは、市場価格によって左右されるために毎年変動してしまいます。とはいえ、できることならなるべく多くの収入を得たいと思うのは当たり前の話なのですが、ではどうすれば高給を得ることができるのでしょうか。
大きく稼ぐためには、まずイニシャルコストを抑える意識が大事です。最近では、自治体が支援を行ってくれるケースもあるので、そのような支援を最大限利用してコストダウンに励みましょう。例えば、北海道にある農協では、向こう5年間奨励金を支給してくれるところがあります。また、家畜を購入するときのお金を貸してくれるところもあります。このように、今は元手が無くても始めることができるビジネスなので、お金が無いからといってスタートするのを諦めるのはもったいないと言えます。
成功するための秘訣とは?
酪農家として成果を出すためにはどうすればいいのでしょうか。それには、家畜に対する観察眼が何よりも重要になります。例えば、牛は草食動物なので、警戒心が非常に強くなっています。そのため、ほんの少しでも牛舎に変化があったり臭いが変化したりしただけでお乳の出が悪くなってしまい、生産量に影響してきます。牛は非常に繊細は生き物なので、人間のストレスが牛に伝染しないように配慮することが大事です。なるべくストレスを無くし、毎日牛の世話をするのが楽しいと思って仕事しましょう。
最近ではコンピューターで家畜の管理ができるようになりましたので、効率良く経営するためにはコンピューターをうまく活用するといいでしょう。ただ、最後にものを言うのはオーナーの観察眼なので、コンピューターだけに頼らないようにしましょう。
機械化にすると効率があがる!
酪農家として一頭ずつの健康状態を目で見て確かめるのは大事なことですが、より効率良く飼育するためには機械化も大事です。全てを人間の手で賄おうとするのは限界があるので、収入も頭打ちになってしまいます。機械化できるところは機械化した方が合理的だと言うことです。
例えば、牛のエサやりは機械化した方が合理的です。牛は非常にデリケートな生き物なので、毎日決まった時間に餌をやらないと途端にストレスを感じてしまいます。しかし、人間の手では毎日決まった時間にエサやりするのは非常に困難だと言えます。そこで定時にエサやりができるようにエサやりは機械に任せれば、人間にとっても牛にとってもメリットが出てくるというわけです。